2012年2月20日月曜日

焦ったお散歩

数日前の事。

ギブソンの服に血。

脚に血。

私の膝にも血。


怯える2匹。


歩いていても、後ろが気になり振り返る。


気になる。


気になる。


とても気になる。


何があったかと言うと、家を出てわりとすぐの
この遊歩道で、数分前に焦りまくりな出来事が…(-_-;)。


カーブを曲がると、前方にボーダーコリー2匹を連れた女性が見えた。
いつもなら戻って別の道を行くのだけど、この日は吠えるけど
サッサとすれ違えば良いかと、そのまま進んだ。それがまずかった。
ウチのは特定の子以外の大型犬は苦手なので興奮して吠え始めた。
相手は吠えていないものの明らかに「いつでも行くぞ」な構え。
私も向こうの飼い主さんも、道のギリギリまで端に離れ、
木の外側を通る。ウチの2匹がとんでもない捨て台詞を吐いたのか、
向こうの2匹も興奮して吠えだした。とりあえず、お互い
「すいません」と挨拶しながら無事すれ違う事が出来た。

私は2匹を叱りながら、後ろを向かせない程の早足でどんどん
進んだ。2匹共吠えずに前に進む。良し良し、もう終わり終わり。
ボーダーコリーの飼い主が叱っている声が後ろから聞こえる。
その声が突然何か雄叫び系に変わった。「ん?」と振り返ると
1匹すごい勢いで私達目掛けて走ってきた。「うわ!やばっ!」。
フェンダーとギブソンを抱える間も全くない。とにかくリードを
引っ張って回って躱す事しか出来ない。もう1匹も離れてしまった
様で、気付くと歯むき出しのボーダーコリー2匹にグルグル回られ
もみくちゃ。飼い主さんが必死で止めようとしてくれてるけど、
なかなか捕まらない。

ようやく捕まって落ち着き、ケガのチェック。…で、血を見つけた。
(写真を撮ったのは、話のネタにでもと結構後で)
「げ〜。血〜出てるよ…。」と、あちこち調べてみたものの
2匹共、血が飛ぶ様な傷は無い。血が滲む擦り傷はあるけど
そんなのはしょっ中だし(^_^;)。フェンダーの尻尾がボーダーの
口に入ったりしてたから、尻尾も隅々見たけど大丈夫。
って事は相手側の血?。「血がついてますけど、ウチの方では
なさそうで、そちらは大丈夫ですか?」と聞くと飼い主さんは
「ウチは毛があって厚いんで大丈夫です」と調べず謝っていた。

別れた後から思ったけど、もみくちゃになっている時に
お互い吠えまくっていたが、ウチの奴等はあの甲高い恐怖の悲鳴を
出していなかった。血が出る程の歯が当たっていれば出すはず。
やっぱ向こうの血ね。リード絡ませながら走って切れたか、
ウチの弱虫の一撃が当たって出たのか。例えばウチの方が相手を
ケガさせてしまったとして、暴れる犬のリードを放してしまった
方とどっちが悪くなるんだろ?。やっぱ放した方かな?
でも最初に吠え立てたのはウチだし…なんて事を考えていた。

普段おりこうにしている大きい犬が、何かの拍子に本気になったら
やっぱりすごい力が出るでしょう。こんな細っこいイタグレだって
ウチのなんか結構な力。2匹では更にパワーアップ。
以前柴犬とすれ違う時と、会社に行く旦那を見つけた時に
リードが手から放れ、すごい勢いで走って行かれた事があった。
瞬間的に掛かる力って大きい。それからは危ないので、たすき掛け
しているお散歩バッグのストラップに、使わなくなったリードを
輪っかにして絡ませている。旦那にもそうお願いしている。
パッと手から放れる事があっても、前よりは少しだけ安心。


帰り道…行きの事を思い出して、この道は嫌がるかな?
でもここを通れなくなると困るので、反応を見る事にした。
進んで行くと、やりあった所で2匹共ピタッと止まった。


あの子達の匂いがするんだね(^_^;)。


この周辺をよく見ると、こんな爪の跡がたくさんあちこちに
残っていた。しかもグルグル回っていたのがわかる様な形で(^_^;)。


ボーダーコリーが通っていた方を、しつこくクンクン。


ふぇ「お前達の匂いなんか、コレで消してやる〜。」


「そうだそうだ」とばかりにギブソンも…。
もちろんこの後、ちゃんと水かけてきましたから
2匹の行為は残念ながらムダになりました(^_^;)。


ちょっと一休み。
ぎ「…災難である。」


ふぇ「僕…ここだけの話…
   怖くてお漏らししたの2回目です(ホントの話)。」

まあ、仕方ないよ。私もコイツら守らなきゃと頑張ってたけど
スゴイ顔を間近で見ると、さすがに内心は怖かった。
あ、もちろん私はお漏らしなんてしていませんよ(^_^;)。

これでまた更に大きい子達が苦手になっちゃうのかな〜。
まあでもケガしなかっただけでも良かった。
ボーダーコリーにグルグル追い立てられ、羊の気分でしたわ(^_^;)。

4 コメント:

真樹@デコマ母 さんのコメント...

女性が一人で中型犬以上のサイズの子を多頭で
お散歩するのって、結構リスキーだと
思うんですけどね。
どんなに大人しい子でも、所詮は犬だし。
何がきっかけで『本能大爆発!』ってなるか
判りませんものねー。
フェンギブはもちろんの事、ママさんにも
大きな怪我がなくて何より。
ウチもデイルが常に『やる気満々』だから
気をつけないとなーー。
ヒトゴトじゃないなーー。

ひょーご さんのコメント...

我が家方面は公園や緑道が多いので、たくさんの犬が散歩して
います。女性1人で大きい子を多頭で散歩も結構います。
大きい子達って、小さい子達に比べて温厚な子が多いので
大抵はウチが吠えても、向こうはシラ〜っと通り過ぎて行きます。
ウチだけ何をそんなにって位、大興奮でとても恥ずかしいです(^_^;)
「本能大爆発」…いろんな所にきっかけがありますよね〜。
やる気満々デイル君、脚治ったらやる気度上昇したりして(^_^;)。
ウチの奴等もそうですが、男社会はいろいろあるのね、きっと。

sora-ru さんのコメント...

ドキドキしながら読んだわ!!!
その時のフェンママの気持ちを思うと以前うちもそらちゃんがランで襲われた時を思い出しちゃった(涙)
うちの時は小さなワンコだったけどさ・・・。

でもとにかくフェンさんもギブギブもママも大きな怪我がなくて本当にヨカッタ!

そうよね…ワタシなんていつもの公園だとボーっとしながらお散歩しちゃってるけど
いざリードが手から離れたら・・・
とかちゃんと考えなくっちゃ!と勉強になったよ!


フェンさん・・・お漏らししちゃったのか…。
大丈夫だよ!内緒にしとくからね!
ママのお漏らしもね(笑)

ひょーご さんのコメント...

変な言い方ですが、そらちゃんが襲われるのってパピーが成犬に
襲われている様でショック度が大きいですよね(汗)。
あ〜ゆ〜時のわんこの集中力ったらね。今思い出すとボーダー達は
私なんて眼中に無かった感じ。視線は犬だけにグッといってたわ。
リードが手から離れる事ってそんなに無いけど、私は結構手が
小さいので気を付けないと…。背も小さいし…のに尻デカイ(泣)。
フェンダー…漏れちゃった様で…。後から気が付いたのですが
内股に「どうしたのこれ?」って感じの黄金の飛び散り跡が(^_^;)
ちなみに私が漏らすのは、まだまだ数年先の話なのでご心配なく。